たんたん・・・たぬき⁈
建物の正面には「たんたん温泉 福寿の湯」の暖簾がかかっています。中に入ると「たぬきの置物」がいたるところにあります。
「たんたんトンネル」「たんたん温泉」・・・「たんたん」「たんたん」・・・「たんたん たぬきの♪」の歌が脳内で流れます。まさか、日本昔話出てくる『たぬき』に化かされるってこういうこと⁉
たんたん温泉って?
この記事を読んでいる皆さんは、ご安心ください!タネ明しをします。
「たんたん温泉」は、京都府京丹後市と兵庫県豊岡市但東町の府県境に位置します。京丹後市の「丹(たん)」と但東町の「但(たん)」をつなげて「たんたん」。かわいい名前ですね。
たんたん温泉は、2008年に開業し、新陳代謝が活発になり免疫力や自然治癒力を高める効果があるといわれている、アルカリ泉質の「ラドン温泉」で、地元のひとたちや近隣市町に多くのファンを持つ、日帰り温泉です。
四季を感じる野天風呂
周りをのどかな山の景色に囲まれた温泉ならではのお楽しみは、なんといっても「絶景」です。
春の新緑・夏の夜空・秋の紅葉・冬の雪景色。青空の下、星空の下、雪の舞う中で…山の四季折々の気配を感じ、風景をひとり占めできる、野天風呂が自慢の温泉なのです。
一杯飲めば幸せになる水⁉
たんたん温泉のある坂野地区は、古くから清らかな水が豊富に湧き出ています。地元に残る言い伝えによると、この地に来た山伏(山岳修行者)が喉の渇きを覚えて、地面を掘ったところ、まろやかで、何度口にしても甘味とまろやかさが変わらない、清らかな水がこんこんと湧き出してきたといわれています。いつの頃からか、この地から出る水を一杯飲むと、幸福で長寿になることから「長寿の水」といわれ、地元では『福寿の水』と名づけて、水道水源としても長く呑み続けられています。
たんたん温泉の水風呂は、この「福寿の水」を使用しているので、たんたん温泉に入浴すれば「幸福」と「長寿」を手にすることができるかも。
但東町側の「たんたんトンネル」手前の「福寿の水」のお水取り場では、容器を持参すれば、この福寿の水を持ち帰ることができます。いつものお茶やコーヒーが格段に香り高く、まろやかな風味になりますので、ぜひお試しください。
週末と祝日限定!おいしい森のごはん
「たんたん温泉」の敷地内には、2021年にオープンした「Café森のごはん」があります。週末と祝日のみの営業ですが、旬にこだわり、地元の新鮮野菜をたっぷり使ったCaféメニューが揃っています。特におすすめは、1日10食限定の“竹籠御膳”です。地元の色とりどりの食材がたっぷり竹篭に詰め込まれています。