温泉で癒される

外湯巡りとともに巡りたい【足湯】

城崎温泉といえば「外湯巡り」。趣の異なる7軒の外湯をまち歩きしながら巡るのが城崎温泉の定番の楽しみ方ですが、温泉を堪能できるのは「外湯」だけではありません。温泉街には温泉を利用した「足湯」が5カ所あり、まち歩きの途中や電車の待ち時間などに、無料で気軽に温泉に浸かることができます。

歩き疲れた足をじんわり優しく癒す温泉足湯

温泉街に点在する5カ所の足湯は、もちろんすべて温泉を使用。泉質は外湯と同じナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、神経痛や筋肉痛、うちみ、消化器病などへの効果が期待できるという泉質です。足湯は心臓や内蔵への負担が少なく全身を温めることができるため老若男女問わず楽しむことが出来る入浴方法のひとつで、体の末端にあり冷えやすい足を温めることで血流が改善し、冷えやむくみの改善、疲労回復を促す効果があると言われています。

点在する足湯を巡る「足湯巡り」も旅の楽しみのひとつ

JR城崎温泉駅のすぐ近くにあるさとの湯前の足湯から、温泉寺門前の薬師公園の足湯まで、温泉街の中の徒歩約15分の道のりの間に5カ所の足湯が点在しています。

 

さとの湯前 足湯

13:00~21:00 定休日:月曜日

さとの湯の玄関脇にある足湯は、電車待ちの時間に気軽に利用できる駅前の便利な立地。横並びで8名程度同時に利用できる広さで、かわいいカエルの石像から温泉が注がれます。

柳湯 足湯

15:00~23:00 木曜休

柳湯の足湯は2カ所に。ひとつは北柳通りに面した入り口すぐ横。柳並木を眺める小さな足湯です。もうひとつは路地の奥、裏口の前。裏口の足湯も一度に利用できるのは3名程度とこぢんまりとしていますが、知る人ぞ知る穴場の足湯です。

 

一の湯 足湯

7:00~23:00 水曜休

一の湯の建物横に位置し、足湯と同時に手湯も可能です。傍らにある石碑の「海内第一泉」とは、江戸時代の名医・香川修徳が享保19年(1734)に書いた「一本堂薬選」中で一の湯のことを「但州城崎新湯(一の湯)を最上至極天下第一湯とする」とその泉質を称賛したことに由来し、放射線医学者の藤浪剛博士の書によって昭和37年(1962)建碑されました。(海内一=日本一の意味)

城崎文芸館 手足湯

9:00~16:30 土日祝のみ

裏通りで静かな場所にあり、広々とした空間でのんびりと手・足湯を楽しめます。文芸館前だけあって、読書をしながらのんびりと足湯を愉しむ人も。手足湯の隣には、国内唯一の「自筆」署名の志賀直哉文学碑があります。自身の文学碑や記念碑の建立を嫌がったといわれる志賀直哉が、城崎の人々の熱意により城崎温泉での文学碑の建立を認め「直哉」の署名を寄せたというエピソードが残る、町民自慢の文学碑です。

薬師公園 足湯

24時間 無休

5カ所の足湯の中で一番広い足湯で、源泉から直接引いた温泉が注がれます。すぐ近くに温泉玉子を作ることができる茶屋もあり、温泉玉子の完成を待つ間に足湯に浸かることも。公園内には、大きな岩から源泉が湧き出る「元湯」があり、湧出温度は約81度と高温で、いつも湯気が立ち上がる温泉地らしい風景を眺められます。

足湯巡りをするときは足元コーデに注意を

城崎温泉を訪れる際に気にしておきたいのが足下のコーディネートです。裾をたくしあげにくい細身のボトムスや、ストッキング、タイツを履いていると足湯に入りにくいので気を付けましょう。あと、濡れた足を拭くためのタオルをお忘れなく!

「温泉で癒される」スポットの楽しみ方

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