但東とモンゴル
豊岡市の但東地域は、隣接する京丹後市とともに「ちりめん(絹織物)」製品の産地として知られており、「日本国内におけるシルクロードのまち」としての町おこし活動の一環として、シルクロードの繋がりからモンゴルとの交流が始まりました。
その後は学術交流や子ども交流を続け、交流開始10周年の1996年11月3日に日本・モンゴル民族博物館が開館しました。
アジアの歴史と風土
模型やパネルを用いて、古代からの中国王朝やモンゴルの歴史が紹介されています。
モンゴル帝国が日本への侵略を試みた「文永の役(1274年)」、「弘安の役(1281年)」という2度の元寇についても、パネルで解説があります。
モンゴル草原の暮らしと文化
モンゴルの遊牧民が暮らすゲルの中に入ると、家具や装飾品を見ることができます。
狩猟の道具や食べ物、民族衣装、馬頭琴などの楽器、娯楽品、モンゴル相撲関連用品、生活用品、遊牧民の四季の暮らしが見られるジオラマなど展示物は多岐にわたり、草原での暮らし全般が分かる内容となっています。
モンゴル草原のいのり
モンゴルの仏教寺院を再現した、荘厳な雰囲気の展示スペースです。
たくさんの仏像や法具、仏教絵画などが展示されています。
豊岡市但東の暮らしと文化
昭和30年代の但東の民家を再現したコーナーです。
古い農機具の展示や、但東地域に伝承されている民話の視聴機もあります。