自然を満喫する

豊岡随一の雲海スポット【来日岳】

豊岡市城崎町の来日岳は、標高567mの山で、ふるさと兵庫100山の一つに選ばれています。山頂までは気軽に車でアクセスすることができ、豊岡盆地から日本海までを見渡すことのできる景色を目当てに多くの人が訪れています。特に、雲海の出やすい秋には、円山川流域に広がる雲海の絶景を目的に市内外から多くのカメラマンが集まります。

来日山とも表記される来日岳は、地元の人の間では「くるひだけ・くりいだけ・くるひやま・くりいざん・・・」と呼ばれています。

絶景の雲海スポット

城崎温泉街からほど近い来日岳からは、豊岡の市街地が広がる豊岡盆地だけではなく、竹野浜や京丹後をはじめ、日本海の景色を見ることが出来ます。

周りを山に囲まれている豊岡盆地では、寒暖差の広がる秋になると、濃い霧が発生しやすく、たびたび濃霧注意報が発表されます。来日岳の山頂は、濃い霧の遥か上から豊岡盆地をはじめとする円山川流域を眼下に望むことができるため、周りを雲海で囲まれた絶景を楽しむことが出来ます。

日の出とともに太陽に照らされた雲海が、円山川の流れに乗って日本海に流れていく様子は、一度は自分の目で見るべき圧巻の景色です。

雲海が出現する条件

同じ但馬地方にあり、天空の城として知られる竹田城があるあさご市ポータルサイトあさぶら「勝手に雲海予報」によると、雲海の出現条件は、放射冷却により地面が冷やされること、地表面付近の水蒸気を含んだ空気が冷やされることにより霧となること、無風状態でボウル状の地形に霧が留まることで出現するとされています。そのため、豊岡市を含む但馬地方では、おもにに9月から11月の間の次のような条件の日が多いとのことです。

1.前日の夜から明け方の気温が低くなり、日中に向けて暖かくなる寒暖差が10℃以上ある日

2.当日の朝の天気が良く、風がない日

3.前日の日中が温かく、湿度も高いこと

引用元:あさご市ポータルサイトあさぶら「勝手に雲海予報」https://www.asabura.jp/unkaiforecast

ただ、これらの条件が揃ったからといって必ず見れるわけではなく、運の要素も関わってきます。

運よく雲海に出会えるとこんな景色

目の前いっぱいに広がる雲の上に、ぽつぽつと山々が見え、本当に海に浮かぶ島のように見えます。

朝日が差し込む瞬間には神秘的な景色を見ることができます。
日の出時間の15~20分前くらいから徐々に明るくなってきます。

雲海が見れなくても絶景

秋以外の季節など、雲海が見れなくても、来日岳からは豊岡市街地の中心を流れる円山川に映る朝日や朝焼けに染まる竹野浜を見ることができ、素敵な景色を見ることができます。

車で山頂まで行ける!来日岳へのアクセス

来日岳は、山頂まで自動車で行くことができます(城崎温泉駅から約30分 / 豊岡駅から約40分)。

ちょっと早起きしたら、温泉街から山頂まで車で気軽に雲海を見に行ける来日岳。城崎温泉や豊岡にお泊りの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

※山道のため、道幅が大変狭い箇所があります。またガードレールのない場所もありますので、暗い明け方の運転には十分お気を付けください。

「自然を満喫する」スポットの楽しみ方

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