歴史文化を感じる

海水浴やカニだけじゃない!海町を知る【竹野浜】

「夏は海水浴、冬はかにすき」竹野でよく聞く言葉です。
夏や冬と比べると、春や秋にはこれだ!という大きな目玉はありませんが、来る価値がないのか?と言うと決してそんなことはありません。落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと過ごせたり、春と秋にしか見れない光景もあってなかなか良い風情が味わえます。

 

海が一番きれいな春

「冬の荒波に揉まれて、落ち着いた春の海が一番きれい」と地元の漁師さんが言う春の海は、水温が冷たく、泳ぐにはまだ早いですが、透明度は抜群です。
夏に来たことがある方も、春の海を見ればびっくりするでしょう。日本海と言えば、荒々しさをイメージする方が多いかもしれません。でもそれは冬だけで、冬以外の竹野浜は湖のように穏やかです。(荒天時は例外ですが…)

のんびりと過ごす竹野浜

気候が穏やかな春と秋に、海岸沿いを散歩すると気分をリフレッシュできます。
友達と海を眺めながらおしゃべりしたり、家族と波打ち際でパシャパシャ遊んだり、時には勢い余って海に飛び込んでしまったり、恋人を「待って〜!」と追いかけてみたり。平和な時間がみなさんを待っています。
ところどころにベンチもあるので、そこに座ってお気に入りの音楽を聴いて黄昏れたり、波音をBGMに昼寝したりするのもいいかもしれません。本を読むのもおすすめです。

海沿いを散歩する時は、ぜひ横道にそれて竹野浜の集落内も歩いてみてください。焼杉板のまちなみを見ることができます。日本の沿岸部のさまざまな地域で見ることができる焼杉板の壁が比較的多く残っている地域の一つです。
気の向くままに歩くだけでも楽しいですし、路地の向こうに見える竹野浜と古い建物の組み合わせがノスタルジー満点で、写真に収めたくなること間違いなしです。

実りの季節に出会えるもの

地元の生活感が最も漂うのも春と秋です。
竹野は海も山も近いので、さまざまな自然の恵みがあります。そんな自然の恵みを使った、昔ながらの手仕事の光景をあちこちで見ることができます。

「春のわかめ」
海岸沿いの風がよく通るところにずらーっと干している光景は圧巻です。

「秋の干し柿」

軒先にちょっとだけ干している人、いっぱい干している人。それぞれ微妙に干し方が違っていて、干し方から人柄を想像するのも楽しいです。

 

ほかにもいろんな手仕事をしています。
竹野に住んでいる人々はとてもフレンドリーなので、もし気になることがあれば「こんにちは、何をしてるんですか?」と聞いてみてください。きっと丁寧に教えてくれます。
また、竹野の民宿や旅館に泊まる方は、季節の食べ物を味わえるかもしれません。それもまた楽しみのひとつです。自然と近い暮らしは、豊かで素敵です。

賀嶋公園の桜

実は…桜の名所もいっぱい!

竹野には桜の名所が何ヶ所かあります。「竹野駅のホームから見える山陰本線と桜」、「竹野浜から切浜に抜ける途中の桜並木」、「猫崎半島をちょっと登った賀嶋公園(かしまこうえん)の桜」など。

 

春と秋の竹野。いかがでしょうか?
派手さはありませんが、都会の喧騒から離れ、のんびりとした時を過ごすにはおすすめです。町の文化や人々とも触れ合える、そんな海町に海水浴やカニシーズンだけじゃなく、訪れてみてください。

 

竹野浜スポット情報

「歴史文化を感じる」スポットの楽しみ方

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