蔵をリノベーションしたお宿【ゲストハウス長閑 Nodoka】

みなさんこんにちは!
豊岡市在住のライターYです。
好きなものはラーメン。
田舎の落ち着いた雰囲気が大好きです!

『訪れる方の大切な旅をおもてなしすることが、豊岡に育ててもらった私なりの恩返し。』
柔らかな笑顔でのお出迎え、完全プライベート空間の提供。まるでそこで暮らすかのような感覚で満たされる滞在型宿泊「ゲストハウス長閑 NODOKA」が2023年12月にオープンしました。
城崎温泉から2駅、周辺エリアへのアクセスに便利なJR豊岡駅から徒歩約10分の好立地です。

築80年の蔵を改装したゲストハウス

道を挟んだ向かいに学校があり、元気な子供たちの声が聞こえてくるような場所に、蔵をリノベーションしたゲストハウスがあります。扉を開けると新しい木の香りと、階段タンスがしつらえられた玄関が、一気に別世界へいざなってくれます。
さらにその先、アンティークレトロなガラスの引き戸を開けるとダイニングに続きます。
蔵だった建物をリノベーションしたこのゲストハウスの特徴は、当時の梁をそのまま使用しているという点です。
丸太を使った天井梁をあえて見えるようにそのまま使うことで、曲線が美しく、反りや木目を活かして仕上げられています。その様子に、思わず建築当時の職人の仕事っぷりに想いを馳せてしまいます。

壁や建具は天然の木目や質感が活かされ、ダークブラウンの色調が落ち着きと温もりを引き立てています。
キッチンやバス、トイレは最新の設備を取り入れ、歴史を感じる空間の中に便利な機能が調和した快適な空間をつくりだしています。

短歌に隠された意味

2階へあがった正面にある観音開きの扉には、ゲストハウスのイメージの花「赤まんま」と、宿名「のどか」を詠んだ短歌が、オーナー自らの書で記されています。

「赤まんま」とは、“犬蓼(イヌタデ)”という植物の別名です。茎先に穂状花序(すいじょうかじょ:茎に花が穂状につくもの)を出す特徴の植物で、赤いつぶつぶの花が赤まんま(赤飯)に似ていることからその名で親しまれています。

なぜ「赤まんま」の歌が詠まれているのか。
それは「赤まんま」の花言葉「あなたのための役に立ちたい」。オーナーが心がけている言葉の一つです。

部屋の随所には、自然の植物・果実を使った季節感あふれるオーナー自ら活けた花が飾られ、部屋に彩りを添えています。
なかでも2階寝室の飾り棚にある、ひときわ大きな活け花は、窓から差し込む木漏れ日が当たると、立体感と陰影を演出し、より一層迫力を醸します。

表札や看板もオーナー自らが書かれたものになります。
オーナーのおもてなしの心が感じられます。

長期滞在を楽しむにはもってこいの立地

ゲストハウス長閑 NODOKA」は豊岡市の中心にあり、各地域へのアクセスが便利です。
城崎温泉へ日帰りで外湯巡り、神鍋へアウトドア・スポーツ、城下町出石で皿そば巡り、天橋立・伊根や鳥取砂丘など隣接県への小旅行と、長閑を拠点に多方面へ旅行できます。
長閑は、食事提供のない素泊まり形式の宿泊施設です。地元の飲食店で食べるのも良いですが、ぜひ自身で地元の食材を調理して召しあがってみてください。
きっとこれまでとは一味違う旅をご堪能いただけます。

オーナーが長閑のオープンに至った経緯に、英国への海外留学での出会いが影響しています。
留学先で、同じく留学生だったイタリアの女性と意気投合し、「お互いの国へ訪問するときは、ぜひ案内をし合いましょう」と再会を約束。オーナーがイタリア訪問をした時は、友人が不在にしていたにもかかわらず、部屋を使わせてくれ、夕食に友人の姉ご夫妻の家に招待してもらったり、友人の友達から外出に誘われるなど、3泊4日の間、まるで生活に溶け込んだかのような旅が貴重な経験となったとのこと。
友人をはじめとする多くの方のオープンなマインドに驚き、感謝した経験から“長期滞在ができ、住むように旅する場所を提供したい”という思いからゲストハウスがスタートしました。

長閑オーナー 浮田さん

~長閑 NODOKAの由来~
長閑の意味として、
1.静かでのんびりとして落ち着いているさま
2.空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。
3.ゆったりくつろぐさま。急がないで、気長に構えるさま。
4.気にかけないさま。のんき。
などであり、本来の意味がそのまま、ゲストハウスにお客様をお迎えする心得とされています。

【お宿情報】

所在地:〒668-0042 兵庫県豊岡市京町2-4
公式ウェブサイト:https://www.guesthousenodoka.com/