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11月20日（土）に実施したふらりとイベント「親子で一日遊牧民体験！～パスポートのいらないモンゴルに行こう～」のご報告です

イベントページはこちら。

一日遊牧民になって学ぶ、究極のエコなくらし

＜食＞本場の味！ボーズづくり

　「ボーズ」は、いわゆるモンゴルの肉まん。伝統料理のひとつで旧正月には来客にふるまわれるといわれています。ラマーさんに教わりながら、家族で、友だち同士で本場の味に挑戦しました。

　小麦粉を練って皮になる生地をつくり、発酵を待つ間に具を準備します。具となるメインは羊肉。今回は味を比べるために牛肉を使用したものと2種類を作りました。モンゴルの岩塩を使って下味をつけたら、牛肉か羊肉か、中身がわかるように別々の包み方でくるみます。ラマーさんがお手本を見せてくれるなか、みんなでわいわい言いながら悪戦苦闘？無事に包み終わったらキャベツを敷いた蒸し器の中に並べます。

　ほっかほかに蒸しあがったボーズができあがったら、薬草とミルクと塩でつくる不思議な味のしょっぱいミルクティーと一緒にいただきました。ボーズの味比べの結果は・・・なんと意外にも羊肉のほうがおいしかったとの声が多かったです！

＜住＞ゲルでの生活について学ぶ

　お腹がいっぱいになったら、ラマーさんの案内で館内ツアーに出発！実際に使われていたゲルの中で遊牧民族の暮らしや、国のお祭りで行われる競技、生息している動物についてなど、分かりやすく楽しく教えてもらいました。

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　イベント当日は、企画展「はしもと みお の木彫り～くらしといきもの展～」が開催中で、モンゴル文化の様々な展示品の中にはしもと先生の作品が紛れ込んでいて、遊び心あふれる取り組みに思わず間違い探しをしているような気分に。併設されている但東町の昔の暮らしが再現されているコーナーには、木彫りの猫たちがあまりにも自然に溶け込んでいました。ただ、この企画展のためにモンゴルの展示品の一部が収納されたそうで、モンゴルイベントとしては、すこし残念でもありました。

　― モンゴル語で自己紹介！

　モンゴル語のあいさつと自己紹介を教えてもらいました。大人も子どもも一人ひとりが、名前と出身地、好きなことを自分流にアレンジしてみんなの前で発表します。今回初めてモンゴル語を聞いたよ！という方も多かったと思いますが、全員の自己紹介を聞いているうちにだんだん耳が慣れてきて、「ミニー　ネル　〇〇（私の名前は〇〇）」がすんなり聞き取れるようになっていたのでは。

＜住＞大切な家族の一員、羊を知る

　モンゴルの遊牧民と共に生活する羊たち。ボーズには羊肉を使用しますが、子羊の肉が食されることはなく、その年の冬を越すことができないと判断された老羊が食用の肉となり、肉以外の部分も余すところなく使用されるそうです。大切な家族の一員である羊、イベントではモンゴルの羊毛を使ったマスコットを作りました。

＜衣＞「たんとう遊牧民」が誕生！

希望される方は・・・という案内をしていたモンゴルの民族衣装試着体験は、思いがけず参加者全員が試着してくださり、一日遊牧民グループが但東に誕生しました！チンギス・ハーンの前で記念写真をパチリ！

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— 参加者の声 —

・小学生の子供が思った以上に楽しんでいてよかった。博物館はこぢんまりとしていて、遠いということもあり正直何度も訪れるかと言われたら微妙ですが…展示自体は面白かったです。料理や工作など手を動かすイベントは子供が喜びます、馬頭琴も触れたらよかったのでちょっと残念です。大人も楽しめました。
（姫路市在住 ご家族4名様でご参加）

・ボーズの包み方が難しくて、良い体験が出来た。先生の説明がわかりやすく、丁寧で良かった。
（神戸市在住　ご家族4名様でご参加）

・ラマーさんの丁寧なご説明と、スタッフの皆様の心遣いが多分に感じられ、大変楽しい催しでした。
（神戸市在住　ご家族3名様でご参加）

（関連リンク）
日本・モンゴル民族博物館