【ふらりとイベント報告】陶芸体験 at 神鍋高原わらく

2021年4月17日(土)、豊岡市日高町で実施した「神鍋高原にて親子で陶芸体験+古民家が美しい郷土料理亭わらくのランチ付」イベントについてのご報告です。
イベントページはこちら。


神鍋高原は、冬にはスノーフィールドとして、多くのウィンタースポーツ愛好者やご家族の雪遊びで賑わいます。春から秋にかけては、田園風景が広がり、山々に囲まれ緑が映える高原では、アウトドアアクティビティが盛んです。山陰海岸ジオパークのジオサイトでもあり、近畿で最も新しい神鍋火山があり、はるか昔の火山の噴火から流れ出た溶岩が固まってできた溶岩流など、自然の造形美の見どころ満載です

陶芸で心がリラックス?

陶芸には、たくさんの魅力があります。
・「作る」楽しさ・面白さ
・「使う」楽しみ
・「贈る」楽しみ・喜び
作って使う、大切な人への贈り物を作るといった楽しみに加え、心を落ち着かせ、穏やかな気持ちにさせる癒しの効果があるといわれています。
心身の治癒やリラクゼーションといった心理療法として取り入れられ、自律神経機能を安定化させるといった調査結果もあります。また、指先を使うものづくりは、脳の神経を活性化させ、集中力や記憶力といった能力を高めるとも言われています。

今回の陶芸体験は・・・

陶芸は、好きなものを作ることができ、2つとして同じものが出来ないのが特徴ですね。
今回は「手びねり」での陶芸体験です。
手びねりは機械は使わず、自分の手を使って作品の形を作っていくため、初心者でも簡単に取り組めます。
形に制限はないので、器だけではなく、小さな置物など、どんな形のものでも自由に作ることができ、「電動ろくろ」とはまた違う、味わい深い器を手軽に作れるのが魅力です。

【 陶芸の手順 】  準備 → 土を練る  粘土の成形 → 乾燥 → 素焼き → 施釉 → 本焼き

今回の体験では、陶芸の制作手順のうち、「土を練る」、「粘土の成形」を行いました。


作業工程1:土を練る。

あらかじめ先生がある程度、土を練って準備。
参加者は、粘土の玉を練って成形しやすくするところから始まります。
土に触れると、とても落ち着くので、いつまでも練って触っていたいのですが、時間を掛けすぎると土の中の水分が飛び、土が乾いていきます。乾いて隙間ができると、焼くときに割れてしまうこともあるので、要注意!!

作業工程2:成形する。


何を作るかイメージしながら、土の分量を決めます。土を触っているとイメージも膨らんできます!
カップにするか、お皿にするか、お椀にするかを決めたら、土を平らにする人、真ん中を掘っていく人など、作業が変わります。「先生!」とあちこちでヘルプの声が上がります。その声に先生はテキパキ対応してくれます!

作業工程3:成形の仕上げをする。

お皿の成形は最後まで手びねりで、お椀やカップの仕上げの際には、「手回しろくろ」で参加者同士で協力しながら行います。
不思議な道具を中に入れて、ろくろを回せば、内側が綺麗に整いました。

作業工程4:飾り付けをする。

文字を入れるのも、型でくり抜いた模様を入れるのも、ハンコ型を押して模様にするのもよし!
綺麗に整えた土の上に飾りを付けていくのは、とても緊張します。やり直しもできるそうですが、皆さん、かなり慎重に飾りをつけておられました。ここが一番緊張したとの声も。。

作業工程5:色を決める。

色付けは数種類からお好きなものをお選びいただけます。
6歳のお子様も先生に丁寧に教わりながら、楽しく作ることができました!
体験はここまで、あとは先生に委ね1ヶ月〜1ヶ月半待ちます!


体験後は、美味しいランチ

陶芸体験のあとは、「郷土料理亭 わらく」で地元の食材をふんだんに使った、美味しいランチ。
ボリューム満点で、お腹いっぱい!
人気のお店だけあり、次々とランチのお客様が来店されます。イベントで予約席でもあったため、料理も早く出してもいただき、ゆっくりと落ち着いた場所で食事することができました。

待つこと1ヶ月・・・

一回りキュッと締まった器と対面!
左右対称ではなく、何とも味わい深い、世界で1つだけの器。自分で作ったからより可愛く愛着が湧きます。

Before

After

色が付いたら、とても可愛くなりました。

母の日のプレゼントで渡したら喜んでくれました。

参加者の声

・「制作の段階で、先生から、焼くと2割程度小さくなると言われていたものの、出来上がりは予想よりも引き締まっていました(笑)」。
・「陶芸は、今までにも体験したことがあり、電動ろくろの方が、陶芸っぽいイメージがありました(笑)が、出来上がった作品を見てると『手びねり』の良さがじわじわと。高熱で焼かれて、形が少し変形してしまいましたが、それも味!」
・「色がつくと、めっちゃ可愛い!遅くなったけど、「母の日」のプレゼントでお母さんに渡しました。とても喜んでくれました!」。

毎日使う器や、お部屋に飾る置物など、自分の手で作る陶芸体験は、またリピートしたくなる楽しさでした。

(関連リンク)
郷土料理亭わらく