城崎温泉街に泊まる一日。浴衣に着替えた瞬間、旅が始まる。

城崎温泉には「駅が玄関、道が廊下、旅館が客室、外湯が大浴場」という考え方があります。

旅館は泊まる場所であると同時に、旅の始まりでもあります。
宿の玄関を一歩出れば、旅館で過ごす時間は、そのまま町へと続いていきます。

浴衣に着替え、下駄を履いて外へ出る。
川沿いを歩きながら外湯を巡り、気になるお店に立ち寄る。
夕暮れから夜へ、そして朝へ。

時間とともに表情を変える温泉街は、泊まる人だけに見せてくれる城崎の魅力です。


おすすめプラン

お昼前 城崎温泉到着
12:00 ランチ
13:30 ロープウェイで大師山山頂へ(展望台からの景色を楽しむ、みはらしテラスでカフェタイム)
14:30 中間の温泉寺でロープウェイを下車し、温泉寺を拝観(城崎温泉守護寺をまずは訪れ、城崎温泉の歴史・文化に触れる)
15:00 森林浴も楽しめる参道で下山(天候が悪い場合、疲労感のある場合、足腰に不安がある方はロープウェイで)
15:30 元湯で足湯を楽しむ、温泉に来たなら温泉卵を経験するのも。源泉の熱さにも触れてみて(やけどに注意)
16:00 お宿にチェックイン
17:00 夕食前に、外湯を1つ訪れる
18:30 旅館で夕食を堪能
20:00- 浴衣で温泉街を散策
・外湯巡り(外湯の最終受付時間は閉館30分前(22時30分)まで)
・地酒を嗜む
・昔懐かしい射的やスマートボールを楽しむ
・リラクゼーションで自分へのご褒美・至福の時を
翌7:00 朝食前に温泉へ
8:00-10:00 旅館で朝食・チェックアウト
帰路の時間まで 城崎温泉の工芸品「麦わら細工」を体験して、旅の思い出に持ち帰る。まだ訪れていない外湯に行く。家族や友人へのお土産選び。街歩きしながら、食も楽しむ などなど

 

温泉街に宿泊だから楽しめるPoint

Point 1:旅館で味わう、但馬の旬

城崎の旅館では、夕食も旅の目的のひとつ。

日本海の新鮮な魚介、但馬牛、四季折々の地元食材。
一品ずつ丁寧に運ばれてくる料理は、その土地の風土や季節を感じさせてくれます。

旅館だからこそ味わえるゆったりとした食事の時間は、慌ただしい日常を忘れさせてくれる旅の醍醐味です。そして翌朝には、地元の味を取り入れた朝食が、一日の始まりを穏やかに彩ります。

「泊まる」という選択は、城崎の食文化をじっくり味わうということでもあります。

Point 2:外湯を自分のペースで巡る

城崎温泉といえば、外湯めぐり。
宿泊すると、その楽しみ方は大きく変わります。

城崎温泉街の多くの旅館では、チェックイン時に「ゆめぱ」という外湯巡り券がもらえます。チェックイン日の14:00~チェックアウト日の13:00まで、外湯に入ることができます。

チェックイン後に一湯。
夕食を楽しんだあと、夜風を感じながらもう一湯。
翌朝、静かな温泉街を歩いて朝風呂へ。

時間に追われることなく、その日の気分で湯を選び、何度でも温泉を楽しめます。

「今日は3つ、明日は残りを巡ろう。」

そんな贅沢な過ごし方ができるのは、宿泊ならではです。 

Point 3:もう一度下駄を鳴らして温泉街へ

城崎温泉では、旅館で過ごす時間と温泉街で過ごす時間が、ひと続きの旅になっています。

夕食の時間帯にいったん店を閉めた温泉街は、夜8時頃になると再び灯りがともり、夜の散策を楽しむ人々でにぎわいます。

カランコロンと響く下駄の音。
柳並木を照らすやわらかな灯り。
橋の上から眺める川面。
射的やスマートボールの懐かしい賑わい。
地酒を楽しめるお店や、夜遅くまで開いているバー。

目的地を決めなくても、この町では歩くこと自体が旅になります。
歩くたびに、新しい城崎に出会える。それもまた、この町ならではの楽しみです。

Point 4:夜と朝、2つの城崎に出会う

城崎温泉は、時間によってまったく違う表情を見せてくれます。

夜は、浴衣姿の人々が行き交い、温泉街全体がやさしい灯りに包まれます。
一方、朝は人通りも少なく、鳥の声だけが聞こえる静かな時間。
柳並木をゆっくり歩き、朝風呂で体を温める。

昨日まで賑わっていた町が、まるで別の場所のように感じられます。
この時間を知っているのは、泊まった人だけです。


一度では終わらない、城崎温泉の楽しみ

旅館で味わう季節の料理。
外湯を巡る時間。
浴衣で歩く温泉街。
夜と朝で異なる表情を見せる町並み。

そのすべてが重なり合い、「泊まる」こと自体が旅になります。
そして、城崎温泉の魅力は、一度の滞在では味わい尽くせません。

城崎温泉には、それぞれに個性を持つ約70軒の旅館があります。
歴史ある老舗旅館、料理にこだわる宿、記念日に訪れたい宿、現代的なデザインを楽しめる宿。
泊まる旅館が変われば、旅の楽しみ方も変わります。

城崎温泉は、一度訪れて終わる町ではありません。
旅館を変え、季節を変え、歩く道を変えるたびに、新しい城崎に出会えます。

「次はどの旅館に泊まろう。」

そう思えたとき、その旅はもう、次の城崎へと続いています。


「豊岡を知る」